【巻頭言】 あなたを救う10の方法「受け止める」
★どんなことでも受け止められますか
あなたは、どんなことでも「受け止める」ことができますか。
いやなことでも、身に覚えのないことでも、「受け止める」ことができますか。
「そんなこと、できるわけない!」と思うかもしれませんが、考えてみてください。
どんなことでも、受け止めるしかないのです。
問題解決のためには、受け止めることが必要なのです。
受け止められないことが、トラブルの原因なのですから。
★「受け止める」と「受け入れる」は別
「受け止めることはできない」と思った人は、もしかしたら「受け入れる」ことと勘違いしているのではないでしょうか。
「受け止める」と「受け入れる」はまったく別のことです。
「受け入れる」とは、「認める」ということです。
身に覚えのないことは認める必要はありませんし、認めてはいけないのです。
「受け止める」とは、相手の意見や気持ちを「そうでしたか」「そう思ったのですか」と受け止めるだけです。つまり、「うけたまわる」ということなのです。
★「受け止める」はかんたん
息をするくらい当たり前のことなのです。
もし、「受け止める」のは難しい・・・・・と感じたとしたら、要注意。
それは、「受け止める」ではなく、「受け入れる」をやろうとしているのです。
★ふところの深さ
例えるならば、「受け止める」は外の門であり、「受け入れる」は玄関です。
訪問者には、外の門を開けてあげればいいのです。
玄関を開けるか開けないかは、自分が判断すればいいのです。
外の門と玄関の距離が、「懐(ふところ)の深さ」なのです。
懐の深い人は、どんなことも受け止めます。
そのうえで、「これはOK。これはNO。これは検討します」と判断します。
「受け止める」と「受け入れる」を混同している人は、訪問者を門前払いしたり、誰でも家に入れてしまい、トラブルになります。
「受け止める」ことができれば、ほとんどの問題は解決するのです。
「受け止めない」から、問題が起こるのです。
苦情を言ってきた時も、相談を受けた場合も、多くの場合、気持ちを分かって
もらいたいのです。注意しましょう。