地球は今

【地球は今...】平和な世界を子どもたちに

戦争の世紀と言われた20世紀。21世紀に変わっても、依然として戦争・紛争が絶え間なく続いています。一方で、平和に向けての明るい話題も聞こえてきています。現状を知り、私たちに何が出来るのかを一緒に考えましょう。
 


●第2次大戦後、世界の151ヶ所の紛争・内戦で多くの犠牲者が

現在の戦争は兵士よりも非戦闘員、つまり一般市民の犠牲が多いことが特長で、悲惨な状況になっています。第2次大戦後も、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガン侵攻と、今も世界では戦争が続いています。
     第1次大戦の死亡者数           : 約1000万人
     第2次大戦の死亡者数           : 約5000万人
     第2次大戦以降の戦争による死亡者数 :  5000万人以上

●地雷・クラスター爆弾などの現状

・地雷は、民間人と兵士を区別せず、いったん埋設されると除去されるまで人を負傷させる驚異を保ち続けることから、非人道的兵器と呼ばれています。
・地雷は世界中におよそ1億個埋められています。
・地雷は非常に安価(1個2~3ドル)ですが、除去には1個約300ドルが必要です。
他にもクラスター爆弾(小爆弾を撒き散らす爆弾)の不発弾なども含めて、80カ国以上の国で毎年2万人が被害にあっていると言われています。

●核兵器の現状

・1発の核(1メガトン)で1000万人の大都市が全滅
・世界に存在する核の数は15,000発以上 (表 「核保有国の戦略核弾頭数」)
⇒ 1000億人以上(全人類70億人の10倍以上)を殺すことができます。
・1発発射されると、自動的に報復攻撃が始まり、全面核戦争の可能性が
⇒ 世界の破局を避けるために核廃絶が不可欠です。
5大国以外に、インド、パキスタン、イスラエルなど、核の拡散が始まっています。

 【核保有国の戦略核弾頭数】

ロシア    9000
アメリカ   5100
フランス    300
中国      240
イギリス    200
イスラエル   200
パキスタン    70
インド      50

(ピースデポ資料より)

 


●貧困も戦争・紛争の大きな原因

・飢餓が10億人、しかし私たち日本人を含む10億人が飽食しています。
・水不足12億人、私たちは100倍の水を消費しています。
・12億人が一日1ドル以下の生活ですが、私たち先進国は100倍の生活をしています。
イデオロギーや宗教、領土、民族問題などと並んで、戦争・紛争の大きな原因である貧富の差は、産業革命、市場経済により拡大する一方で、経済のグローバル化によってさらに拡大(表 「最も豊かな国・貧しい国の格差」)しています。

【最も豊かな国・貧しい国の格差】
(UNDP「人間開発報告書」ほか)
 
1820年   3:1
 
1920年  11:1
 
1960年  30:1
 
1980年  60:1
 
2000年 100:1


●軍事費を平和に使うと平和は実現できる 

世界中で軍事費が、約1兆5000億ドル(下図)使われています。戦争のために軍事産業があるのか、軍事産業のために戦争がある(起きている)のか・・・。日本で土建業のために不要な公共事業が行われている関係に似ていると言えます。


全地雷の撤去          330億ドル
全核兵器の解体          600億ドル
全飢餓人口10億人の食糧援助   980億ドル
重債務国の全債務の帳消し    4010億ドル
(米モントレー国際研究所、国連FAO、世界資源研究所ほか)

上記のために必要な金額を合わせても約6000億ドルです。世界の軍事費が、約1兆5000億ドルですから、平和のために使っても十分に足りる計算になります。
 


【平和へ向けて動き出した国々】

●オバマ大統領の呼びかけで核軍縮が動き出した
オバマ大統領の2009年4月のプラハ演説「核兵器のない世界の平和と安全を目指す」の実現へ向けて、2010年4月「核安全保障サミット」が開催されました。

●地雷のオタワ条約、クラスター爆弾のオスロ条約
兵器削減へ向けた動きが始まっています。今後はアメリカなどの大国の条約加盟が必要となります。

●軍隊をもたない国
ミクロネシア連邦、リヒテンシュタイン、コスタリカなど世界27の国は軍隊を廃止するなど軍隊をもたない国です。なかでもコスタリカは、憲法で軍隊を廃止、非武装永世中立国となっています。日本も非武装中立は、決して不可能ではありません。軍事費や軍備を拡大するよりも、平和への積極的貢献をする方が安全を確保できるでしょう。
 


●世界は一歩ずつ、平和の実現へ動き出しています。
できることから始めましょう

・世界の現状を学びましょう

・軍縮、世界平和の方向へ動こうとしている政党、政治家を選挙で選びましょう

・平和活動に参加しましよう