環境トピックス

【環境トピックス】停滞する日本の自然エネルギー(REN21)

21世紀の再生可能エネルギーネットワーク(REN21)は、2009年に世界各国で新たに導入された、太陽光や風力などの自然エネルギーによる発電容量は約4,800万kWに達し、2008年に比べて22%増加と発表した。そのうち、世界の風力発電の導入量は約3,800万kWとなり、累積量は太陽光発電の7倍で、世界全体では風力発電が最も伸びている。2009年までの自然エネルギーによる累積発電容量は、中国が世界第1位で、アメリカ、ドイツ、スペイン、インドと続く。また、中国は風力発電でアメリカに次ぐ世界第2位の発電量で、2009年の新設電源のうち、EUでは60%、アメリカでは50%が自然エネルギーとなっている。
一方、日本の太陽光発電の設備容量は世界第3位であるが、割合は世界全体の13%で、第1位のドイツの47%と大きな差がある。また、日本は、各国で急成長している風力発電が停滞していて、2009年末段階での日本の自然エネルギーの累積発電容量は、中国の約7分の1で、世界第6位に留まったと報告されている。