環境トピックス

【環境トピックス】温室効果ガス濃度 過去最高に(世界気象機関、気象庁)

世界気象機関(WMO)は、CO2など温室効果ガスの2009年の世界平均濃度が、前年に引き続き観測史上最高を記録したと発表した。WMOは、世界各国の気象機関などが観測した主な温室効果ガスであるCO2、メタン、一酸化二窒素の平均濃度を調査したところ、CO2は前年より0.42%増加、メタンは0.28%増加、一酸化二窒素は0.19%増加となり、いずれも過去最高値を記録したと報告している。CO2と一酸化二窒素は統計開始以来、一貫して増え続け、メタンは近年横ばいだったが、2007年以降は3年連続で急増しているため、データの取りまとめを中心的に行った気象庁も、「温室効果ガスの大半は経済活動によって排出されているので、長期的な排出削減の取り組みが必要だ」と結論付けている。