環境トピックス

【環境トピックス】広がるカーシェアリング(12月30日朝日新聞ほか)

公用車として購入した電気自動車(EV)を市民と共有するカーシェアリングが日本全国で広がっている。カーシェアリングは、複数の会員で1台の車を共同で利用するシステムで、1980年代後半に欧州で始まり、2006年時点では欧米を中心に世界18カ国、600都市で運営されており、利用者は約35万人、車両数は約12,000台に上る。日本でも2008年頃から本格的に普及した。交通エコロジー・モビリティ財団の推計では、現在、会員約57,000人が約3000台を共有している。京都市では、2009年10月に公用車としてEVを5台購入し、公務で使わない土日や祝日に会員登録した市民が、抽選で丸1日利用できるようにしたところ、2000人近くの希望者が殺到した。2010年6月からは、平日にも3台を共有できるようにし、貸し出しも半日単位に切り替えた。このほか、神奈川県や鳥取県、札幌市、福岡市など、全国2200ヵ所以上でカーシェアリングを行っている。