【環境トピックス】2010年 歴代2位の世界の平均気温(気象庁)
気象庁は、2010年の世界の平均気温は平年より0.36℃高く、1891年の統計開始以来2番目の高さで、陸地に限ると0.68℃高くなり、歴代1位になったと発表した。地域的に見ると、インド洋や大西洋で全体的に気温が高く、陸上でも、中央アジアなどを除く多くの地域で平年より高い気温になった。また、日本の2010年の平均気温は平年より0.85℃高く、歴代4位となり、6月~8月においては、1898年の統計開始以来最高を記録した。高温となる年は、世界と日本のどちらにおいても1990年代以降に頻出しており、気象庁はその要因として、地球温暖化の影響に数年~数十年程度の時間規模で繰り返される自然変動が重なったと報告している。