脱原発への道

被災者雇用創出支援(キャッシュ・フォー・ワークプロジェクトへの支援)

キャッシュ・フォー・ワークプロジェクト」(東北広域震災NGOセンター) による、被災者を復興事業で雇用する雇用創出プロジェクトに、震災復興支援金から合計で100万円を拠出しました。(2011.4.26)

キャッシュ・フォー・ワーク(cash for work)は、 災害地等において被災者を復興事業に雇用して、賃金を支払うことで、 被災地の円滑な経済復興と、被災者の自立支援につなげる、国際協力の手法です。

 

2004年のインドネシアでのスマトラ島沖地震津波等でも実施され、大災害における被災者支援と経済復興手法として多くの実績を上げたと言われています。

今回の大震災では、津波により特に漁業・水産関係者をはじめ多くの方々が職場そのものを失っておられ、働きたくても職場がない。将来の見通しが全く立たないという深刻な悩みを抱えておられます。


一方で、避難所には、津波被害による床下のヘドロ撤去を自力で行うことができず、自宅に帰りたくても帰れない高齢者の方も多くおられます。



そこで、外部のボランティアに頼るのではなく、地域の中で「人とお金が地域で回る」ことが、地域経済にとっても個々の自立にとっても最重要と考えました。

 

これを受けて、認定NPO法人国際ボランティアセンター山形(IVY)が新たに東北広域震災NGOセンターを設置し、キャッシュ・フォー・ワークプロジェクトを立ち上げました。

このプロジェクトでは、まず皆様から寄せられた基金(ファンド)を元手として、被災者から働き手を募り、避難所におられる被災者の方々が一日も早くご自宅に帰れるよう、床下クリーニング等を行い、働き手には作業時間に応じてこのファンドから賃金を払っていく仕組みを作りたいと考えております。

また、ファンドでは作業を行う上でのプロの方による指導や車両、資機材、作業着等の支援も行っていきたいと考えております。

 

 

業務内容は

お宅の床板をはがし、ヘドロのかき出し、洗い流し、石灰による消毒、床板の打ちつけ、清掃等です。

4月27日現在までで雇用者数は延べ132人になりました。

 

プロジェクトの進行状況、支援内容詳細については下記ブログをご覧ください。

キャッシュ・フォー・ワークプロジェクト

 

『地球村』では、引き続き支援金を募集しております。