「絶望こそ希望」
「絶望こそ希望」
福島県鏡石在住 面川美歩さん
地震と津波と放射能、今も余震がつづき、
毎日、放射能の測定値を気にして、マスク・帽子・手袋で外出。
外でおもいっきり深呼吸できること、布団が干せること、水が安心して飲めること、
あたりまえの日常を奪われてしまいました。
まさかこんな日が本当にくるなんて・・・
でも、くるべき時が来たんだという、不思議に冷静に捉えている自分がいます。
めちゃめちゃに足の踏み場もないくらい物が倒れ、壊れ、それらを片付けながら、こんなことで死んでたまるか!
生き抜いてみせる!!
という気力がわいてきたのも不思議でした。
津波による原発事故が起きてから、県外避難をする人が続出する中で、
果たして、自分は避難したいのか?
ほんとうにしたいことはなにか?
何のために生きているのか?
と真剣に問うてみました。
平和のために生きよう♪
そう心に誓ったのです。
一瞬、一瞬、今というこの時を大切に生きたい。
家族や恋人や仲間
仕事場、
自分にかかわるすべての人
すべての出来事、ものごとに
感謝して、愛のエネルギーを注いでいきたい。
「私たちは、この世で大きいことはできません。
小さなことを大きな愛をもって行うだけです。」
このマザーテレサの言葉が胸に染み入ります。
3月11日、その日からわたしの中の何かが目覚めました。
そしてそれは今もむくむく暗い土の中から光を求め
まさに光に到達しようとしています。
どん底のハッピーアイランド 福島が
希望で光り輝く、本当のハッピーアイランドになるように、
精一杯生き抜いていきたいと思います。