高放射線 爆発前に把握
3月14日に水素爆発を起こした福島第一原発3号機の原子炉建屋について、その前日から高い放射線量のデータを把握していたにも関わらず、東京電力が公表していなかったことが朝日新聞の調査で明らかになりました。
朝日新聞が入手した東電内部資料は、地震が発生した3月11日から4月30日までの期間に、福島第一原発の事故をめぐる動きが時系列で並べられている約100ページの資料です。3号機については3月13日の時点で、原子炉建屋内の高い放射線量のデータや、水素が建屋内にたまっている可能性について記述がありましたが、東電はこれらの具体的なデータを公表していませんでした。(朝日新聞)