環境トピックス

【環境トピックス】欧州で感染が広がる大腸菌O104(6月7日毎日新聞ほか)

ドイツを中心に広がる病原性大腸菌「O104」の感染者は8日、感染が確認された5月中旬以来、米国を含む13カ国で1500人を超え、死者は26人となっている。ドイツでは5月中旬以降、出血性の下痢などを訴えるO104の感染者がハンブルクなど主に北部で急増しているが、O104が今まで大規模な集団感染を引き起こしたという記録はほとんどなく、日本での検出例もない。このため、O104は強い毒性を持つように変異した可能性が浮上している。また、感染源を特定する調査もまだ終わっていない。当初はスペイン産キュウリ、次にドイツ産もやしが感染源と考えられたが、いずれも感染源ではなく、早急な感染源の解明が必要となっている。