『地球村』被災地支援ボランティアレポート活動1日目

震災の復興支援にあたり多大なるご支援をいただき、誠にありがとうございます。

みなさまのおかげで、今回『地球村』よりボランティアバスを出すことができました。

「被災地に元気を届けよう!」この呼びかけに集まった41人の3日間の活動を一日ごとにご報告します。

(事務局・高崎渉)

6月1日(活動1日目・石巻市大街道南)

大阪から夜行バスで15時間過ごした疲れの取れないまま、初日の活動は始まりました。

バスを降りて数分歩くと、津波の押し寄せた地点を境に景色は一変。無事な家は一軒もなく、辺り一面をクギの突き出た瓦礫が覆い尽くしていました。

流れついたオイルと工場の化学薬品が混ざった強烈なヘドロの悪臭が鼻をつき、無数のハエが飛び交っています。数分前までとはあまりにも違う世界に茫然とする暇もなく、参加者たちは汗と泥まみれになりながら、黙々と泥出しや瓦礫撤去の作業を開始しました。

 

そんな過酷な作業の中でも、みんな笑顔でイキイキと活動しているのが印象的でした。
参加したKさん(20代・女性)は言いました

 

「悲惨な光景を目の当たりにして、安心安全などの当たり前だと思ってたものが、当たり前じゃなくなった。でもボランティアが暗い顔しててもはじまらない。だからこの3日間、ぜったい笑顔で過ごすって決めたんです」

 

今回は、誰ひとり怪我することなく帰ってこれましたが、これは仲間同士で元気に声をかけ合おうという一人一人の心がけや気遣いがあってこその結果と言えます。

津波の押し寄せた地点を境に景色は一変。

粉塵が舞い上がる。マスクとゴーグルは欠かせない。

 

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活動1日目
 「当たり前だと思っていたものが、当たり前じゃなくなった...」

 

活動2日目
 「今日、この村に初めてボランティアが来てくれた...」

 

活動3日目
 「支えたいと思ってる自分も、他の誰かに支えられているんですね...」