政府 家庭の電力を過剰に推計
東京電力管内の家庭で、真夏の日中に使う電力の政府推計が、実測値よりも2割多いことが分かりました。
政府が東電のデータを元にして、真夏の日中における家庭の電力を推計したところ1200Wでしたが、資源エネルギー庁が推計とは別に実施した調査によると、この電力は1000Wであることが分かり、政府が東電のデータを検証せずに過剰に推計したことが明らかになりました。
一方、東電管内では、当初は電力が不足すると懸念されていましたが、7月の供給力と電力需要を比べると、十分な供給余力(供給力に対する電力の使用率)があります。火力発電の復旧などで8月にはさらに供給力が増加し、家庭や企業の節電効果によって、今夏は電力不足にならない見通しとなっています。(朝日新聞ほか)
政府が10%以上の節電を要請している関西電力管内では、昨年並みの猛暑を前提に、最大電力を3138万kWとみていましたが、7月の最大電力は2615万kWであり、500万kWほど下回っています。関電も電力需要を過剰に想定しています。(『地球村』事務局) |