第3回『地球村』被災地支援ボランティアバスレポート
震災の復興支援にあたり多大なるご支援をいただき、誠にありがとうございます。
みなさまのおかげで、8/28~9/1に第3回『地球村』ボランティアバスを出すことができました。
今回の行先は宮城県本吉郡南三陸町、防災無線で最後まで避難を呼びかけていたことで有名な町です。
町中は5ヶ月たっても、瓦礫ばかり何も変わっていませんでした。
今回の目的は、田んぼの復興。
住むところも、食糧も必要ですが、仕事が出来るということが生きがいにつながります。
作業をした場所で海岸線から3キロ!たった数百メートル離れた田んぼでは、もう稲穂が出始めているのに、津波で田植えも出来なかった田んぼ。
農家の方にとっては田んぼや畑が使えるようになっているということが、毎日の糧、元気、安心感や生きがいにつながります。
そのための支援に行ってきました。
瓦礫を取り除くのを機械で取ると田んぼの土も取り除かれるので、手で取って行きます。
これが来年の亜季の収穫につながることを祈って作業してきました。
今回は、石巻市の大川小学校へも訪ねて行きました。
大川小学校は津波により、全校児童108名のうち、84名が死亡または行方不明となった場所です。
現場に行くと壁だけになってしまった小学校、周囲にはガレキ以外何も残されていません。
すぐ横に作られた慰霊碑には、花やかざぐるま、千羽鶴などが供えられていました。
中には行方不明のままの子どもにあてた手紙も。その場に居合わせたみんなが声を失っていました。
その後、ガレキの中から見つかった写真やランドセル、ノート、手帳などを持ち主やご家族にお渡しできるように水洗いをしたり、泥を落としたり、持ち主の名前がわかるようにする作業(宝物アクション)をお手伝いしました。
どの品も3月11日までは使われていたものばかり。
どの写真も何かの記念にと撮ったものばかり。
できるだけ持ち主やご家族の手元にもどるようにと、願いながら作業をしてきました。
半年が経過して、建物や流通は戻ってきていますが、失われてしまって戻ってこないものもたくさんあります。
少しでも何かの手助けが出来ればという気持ちで、9月末にまた被災地へ行き、復興のお手伝いをします。