福島県議会 県内の全原発廃炉の請願採択
福島県議会は、福島第一、第二原発の全10基について、廃炉を求める請願を賛成多数で採択しました。原発を抱える13道県の議会の中で、廃炉を求める請願が採択されたのは初めてです。
請願書では「福島原発の事故は未だに収束の目途が立たず、県民は放射能汚染という不安の中で生活している」と指摘しています。原子力に依存しない社会づくりを目指すことは、県民のほとんどの意思であるとして廃炉を求めました。
請願に法的な拘束力はないものの、政府は原発の運転再開について、立地自治体の意向を踏まえて判断するとしています。
今回、福島県議会が廃炉の請願を採択したことは、原発が立地する全国の都道府県の動向にも影響を与えそうです。(共同通信、河北新報)