福島第一原発2号機で再び温度上昇
東京電力は、福島第一原発2号機の圧力容器底部の温度が急上昇し、一時70℃以上に達したことを明らかにしました。
福島第一原発の事故後の保安規定では、圧力容器底部の温度が80℃に達するか、原子炉への注水量を1日で毎時1トン以上増やすと、地元自治体に通報しなくてはなりません。
今回測定された温度は通報基準に迫る温度で、昨年12月以降で最も高い温度です。2号機は放射線量が高く、内部を確認することができないため、原子炉内で溶けた核燃料の状態がはっきりしていません。核燃料が反応して温度が上昇した疑いがあります。(毎日新聞ほか)