【環境トピックス】核燃料サイクル「無限ムリ」 原子力委(朝日新聞2012年2月17日)
日本の原子力政策は、原発の使用済み核燃料からプルトニウムを取り出し、
再利用する「核燃料サイクル」を基本に考えられている。
これまでは、無限にリサイクルできるという前提でコスト試算を行なってきたが、
内閣府の原子力委員会は現状ではリサイクルは数回だけに限られる、と方針転換された。
高速増殖炉を使うと燃やした燃料以上のプルトニウムが作られることから、
夢のエネルギーと言われたこともあったが、
福井県敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」はトラブルが続出し、
開発のめどが立っていない。