【巻頭言】世界を変えるために
「社会は変えられない」と思う人が多いと、社会は変わらない。
「社会は変えられる」と思う人が多くなると、社会は変えられる。
かんたんなことなのだ。
その問題を解決することはできない」
アインシュタイン
ということは、
「問題を引き起こしたマインドセットを変えれば、その問題を解決することができる」のだ。
マインドセットとは「先入観、囚われ、暗黙の了解」という意味で、現状のマインドセットは「経済は成長しなければならない。人類は進歩し続けなければならない。
便利快適を求め続けなければならない」ということなのだ。
ここを変えない限り、本当の意味で世の中は変わらないのだ。
例えば、フロンがいけないとなると代替フロンになり、代替フロンがいけないとなるとノンフロンになり、売上や便利快適を求め続ける。
ガソリン車がよくないとなるとハイブリッド車、電気自動車に替えて売上や便利快適を求め続ける。
原発がよくないと分かると太陽光発電に替えて売上や便利快適を求め続ける・・・。
原発の危険さえ認めようとしない人たち、現状のままでいこうとする人たちがいるのだ。
★事実を知らさなければならない
いまだに国や企業は「原発がなくなると停電になる!経済が破たんする!」という情報を流して人々をコントロールしようとしている。
そのために使われる膨大な予算や費用は、私たちが支払う税金や電気料金なのだ。
それに対して、「そうではない。電気は足りている。経済も破綻しない」という事実を知らせる費用もまた私たちのお金なのだが、その金額には1万倍以上の差がある。
まったくもってひどい話だ。
しかし、それでも事実を知らさなければならない。
多くの人が事実を知ると社会は変わる、社会は変えられる。
★国民投票
日本が他の国と比べて遅れている点、劣っている点は、国民投票がないこと。
先進国では、国のトップ(総理、大統領)、重要法案は国民投票で決める国が多い。
途上国でも国のトップを国民投票で決める国が増えてきた。
日本でも原発、TPP、米軍基地、安保条約、自衛隊海外派遣などの重要法案は国民が決めるべきだ。
「重要法案の国民投票」「首相の公選」を実行しなければならない。
★東京「原発」都民投票/大阪「原発」市民投票
国民投票の前哨戦として、私たちが取り組んだのが「原発の是非を問う住民投票」です。
東京都と大阪市で有権者の2%の署名を集めれば大阪市議会、東京都議会に住民投票の実施を請求することができるのです。
大阪では私も呼びかけ人になり、『地球村』事務局のスタッフも多数協力し、12月10日からの1ヶ月間で、法定数である対象地域の有権者の2%(4万2000人)を上回る6万1000人の署名を集めることができました。
東京は現在、期間は2ヶ月で2月9日まで取り組んでいます。
東京都民や周辺地域の方はぜひ、ご協力ください。
「原発」都民投票ウェブサイト:http://kokumintohyo.com/branch/
★地域『地球村』から始めよう!
世界を変えることに最も重要なことは、
- ① 事実を知らせること
- ② 国民投票、住民投票を実現すること
- ③ 市民がつながること(地域、全国、世界)
そのために、まず以下のようなかたちで地域『地球村』をスタートしたいと思います。
- ・『地球村』の仲間が中心となって地域のグループを作る
- ・名称に『地球村』を付けてもいい(付けなくてもいい)
- ・地域の『地球村』の仲間とつながり、全国の仲間とつながる
- ・『地球村』のイベント(講演会やツアー参加など)に特典がある
詳細は事務局にお問い合わせください。
★世界は一瞬にして変わる
ベルリンの壁の崩壊、ソ連の崩壊、東西対立の終わり、中東の春など、変化はどんどん広がっています。
多くの人が「世界は変わるかもしれない」と思い始めています。
それがもっと広がり、多くの人々が「世界は変わる!」と確信した時、世界は突如、一瞬にして変わるのです。
ドミノ倒しのように、止めることができなくなるのです。
オセロゲームのように、一つ一つのコマをひっかり返し合って、行きつ戻りつしながらでも、コーナーを取れば一挙にすべてがひっくり返るのです。
★私の夢
ある朝、目覚めて窓の外を見たら、町中の人たちが抱き合っていた。
全ての戦争が終わったんだ!世界中で平和が実現したんだ!
もう戦わなくていいんだ!もう殺し合わなくていいんだ!
みんなが、そのことを喜び、そのことに感謝し、歓喜の声を上げていた。