環境トピックス

【環境トピックス】世界の異常気象についての特別報告書を発表

国連IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、世界の異常気象による災害の現状と予測をまとめた報告書を発表した。

600ページに及ぶこの報告書では、1950年以降の観測で、高温化、豪雨、高潮の増加、台風の強大化などの異常気象が増加してきているという事実を報告するだけでなく、14のケーススタディを紹介し、そこから今後起こりうる同種の異常気象による被害リスクを減らすことを目標としてまとめられている。

ケーススタディとして「欧州の熱波」「猛暑と山火事」「干ばつ」「モンゴルの雪害」「サイクロン」「洪水」等が挙げられており、「後悔しない政策」と呼ばれる異常気象の予測や早期警戒システムの設置など、費用があまりかからず、効果が高い手段をとるだけでも、災害が軽減されるとしている。

国連IPCC

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