脱原発への道

電気料金のお得な節約法

この夏の節電対策として、ますます注目度が高まる「ダウンアンペア」。
東電によると、契約アンペアの変更件数は2011年度には、10年度より5割も増え、
12年度も例年に比べ、増加傾向が続いています。

一般家庭向けのアンペア契約は、10~60アンペアの7段階から、利用者の生活スタイルに合わせたアンペア数を選んで契約することができます。
(※アンペア数とは、同時に使える電気量の上限)
複数の家電製品を同時に使用し、アンペアの上限を超えると自動的にブレーカーが落ちる仕組みになっているので、節電・節約に直接繋がりやすい!
さらに、契約アンペア数を下げると基本料金も下がります。例えば、40アンペアのご家庭が、30アンペアへ契約変更すると、基本料金が1029円から819円と、年間3276円もダウンします。

東電管内では、9月1日より家庭向け電気料金が値上がりしますが、基本料金に変更はないとのこと。9月からの値上がりに向けて、節約の為に契約アンペアを変更する人がさらに増えそうです。

「アンペア料金制」
北海道・東北・中部・北陸・九州の電力各社が採用

一方、アンペア料金制ではない関西電力などは、使うほど単価が高くなる「最低料金制」をとっています。
最初の15kwまでは月320円の基本料金。その後は、使った電力量が増えるに従い、
1kw時あたりの料金が19円~25円の範囲で計算されます。
使うほど高くなるこの仕組みは、肝心の利用者にはあまり知られていないのが現状です。料金体系をもっとアピールすることで、節電に繋がり、もちろん節約にも大きく影響します。「最低料金制」が採用されている地域の方は、是非、ご近所に教えてあげて下さい。

「最低料金制」
関西・中国・四国・沖縄の電力各社が採用