環境トピックス

【環境トピックス】八ッ場ダムの洪水氾濫図「ねつ造」

建設の是非が問われている八ッ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)を巡り、国土交通省関東地方整備局が、過去の台風の洪水被害により発生した氾濫地域を過大に示した図を作成していたことが分かった。

2012年10月19日東京新聞

利根川の河川整備計画において、八ッ場ダムの建設の是非が問われています。
同整備計画に意見を述べる「利根川・江戸川有識者会議」の委員である大熊氏が、浸水地域を示すよう整備局に求めたところ「氾濫図」が提出されました。

整備局は1947年のカスリーン台風の洪水被害のデータをもとに作成したと述べていますが、今回の氾濫図では氾濫地域が大幅に拡大されていました。
中には標高200メートルの山間部も氾濫地域とされていることから、データねつ造の疑いが出ています。

委員会は氾濫図の撤回を求めましたが、整備局は応じていません。