環境トピックス

【環境トピックス】福島沖の魚介類、放射性レベル下がらず 国際調査

福島沖で獲れた魚介類に含まれる放射性セシウムの濃度は、原発事故から1年半が経過した後も下がっていないと指摘する米ウッズホール海洋研究所の調査論文が「サイエンス」誌に発表されました。

(10月26日AFP通信)


日本政府の公式データを基に、福島第1原子力発電所の沖合いで獲れた魚介・海藻類の放射線レベルを調査。
依然としてセシウム濃度が高い理由として、福島第1原発から低レベルの放射能漏れが起きているか、汚染物質が海底に堆積している可能性があると結論付けました。
福島沖で獲れた魚介類の40%は日本政府の放射性セシウム基準値に照らして消費用として適さないと試算しています。
また、汚染レベルに差はあっても、全ての魚介類でセシウム濃度は下がっていなかったということです。
一方、東北沖で獲れた魚介類の大半は、食べても心配のないレベルのセシウム濃度だったと研究チームは強調しています。