【環境トピックス】広域処理、三月末で打ち切り(追記あり3月5日)
東日本大震災のがれき広域処理が、当初予定より一年ほど前倒しで終了する。
震災直後、環境省は広域処理の必要量を401万トンと予測したが、最新の計画では69万トンにまで減らして発表した。実際のがれきの量は当初予測の六分の一となる。これまでも環境省は計画見直しのたびに必要量を減らしていたが、依然として広域処理の必要性を主張していた。
宮城県議会は広域処理ではなく、がれきを利用する「森の防潮堤」を提案したが、環境省は認めなかった。多額の運搬費は税金から出ており、広域処理にはゼネコンが利権に群がることとなった。
(出典:東京新聞 2013年2月11日)
<追記2013年3月5日>
厳密には、宮城県は3月末までに、岩手県は12月末までに終了する見込みです。
大阪府が受け入れる岩手県の瓦礫は2月から開始されています。