【環境トピックス】世界の女性国会議員、昨年初めて20%を超える
内閣府資料ほか
世界各国の国会議員に占める女性の割合が2012年に史上初めて20%を突破したと列国議会同盟(IPU※)が発表した。
※IPUは、各国の議員交流と議会制度の確立の促進を目指している国際団体。
憲法や法律で女性への議席割り当てや候補者の女性割合が決められている国は51カ国ある。また、北欧諸国は以前から国会議員に占める女性の割合が高く約42%(2012年)。
一方、日本の国会の女性議員は1割程度であり、女性議員のいない地方議会は400を超えている。
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国ごとの女性議員の割合は
スウェーデン 45%
ノルウェー 40%
ドイツ 33%
イギリス 22%
に対し、日本は、
現在の衆議院議員は、たった8%(38人)です。
女性議員の割合が多い国には、立候補者や当選者に女性を一定の割合にする必要があるという制度(クォータ制)を法律(国によっては憲法)で決めている国が多いです。
※北欧諸国は、法律で決めているわけではないのですが、女性議員が多いです。
女性議員がある一定数いないと、福祉や医療など人にやさしい政治が行えないように思えます。
これから選挙制度を見直すときには、こうしたジェンダーバランスの視点も必要だと思います。(事務局 渡辺裕文)