主要国の選挙制度と投票率
主要国の選挙制度と投票率について調べてみると次のようになっていました。
国名と議会名 | 選挙制度 | 投票率 |
日本 衆議院 | 小選挙区比例代表並立制 | 59.32% |
ドイツ連邦議会(下院) | 小選挙区比例代表併用制 | 70.78% |
アメリカ代議院 | 単純小選挙区制 | 41.59% |
イギリス庶民院 | 単純小選挙区制 | 65.77% |
フランス国民会議 (下院) |
小選挙区制 (単記二回投票制) |
57.22%(1回目) 55.41%(2回目) |
ロシア | 完全比例代表制 | 60.1% |
※投票率は、直近の選挙の投票率 など
ドイツは、議員数の決定では比例代表制に重きをおいた小選挙区比例代表併用制を用いているため、民意とかけ離れた結果になることはあまりありません。
アメリカは、2大政党制なので小選挙区制は当然ですが、大統領選挙の年以外の選挙での投票率は非常に低くなっており、その点が問題視されることもしばしば。
イギリスは、2大政党だった1885年に作られた制度を今も運用しているため制度疲労を起こしており、民意が反映されないと選挙制度を変えようとする動きもあります。
フランスは、死票を減らすためにと決選投票を行う2回投票制をとっています。
日本の選挙制度も議員のエゴを取り除いた根本的な見直しが必要な時期だと思います。(事務局 渡辺裕文)
引用:The International Institute for Democracy and Electoral Assistance http://www.idea.int/index.cfm