事務局の社窓から

日本と世界の国々の投票率

昨年末に行われた衆議院議員選挙の投票率は、戦後最低の59.32%でした。

国政選挙でおよそ6割、
地方議員の選挙になると半数以下しか投票に行かないケースも多くなっています。
また、6割という国政選挙でも年々投票率が下がってきています。
政治に呆れているという面もあるでしょうし、政治に関心が薄くなっているという面もあるでしょう。

では、他の国はどうでしょうか?
北欧の国々の投票率は高く、
最近の国政選挙などの投票率は、
スウエーデン85%
アイスランド85%
デンマーク 88%
ノルウェー 76%
フィンランド67%

8割を超えている国もあります。

他の西欧諸国などでは、意外に低く、
ドイツ   71%
イギリス  66%
フランス  57%
アメリカ  42%

世界には義務投票制として法律で義務化している国もあります。
そうした国ではおおむね8割を超えています
特に投票に行かなかった場合の罰則が厳しい国ほど、投票率は高くなります。

シンガポール(選挙権はく奪)・・・93%
オーストラリア(罰金)   ・・・93%
ベルギー(罰金・選挙権制限)・・・89%
ウルグアイ(罰金・権利制限)・・・90%
トルコ(罰金)       ・・・88%
ブラジル(罰金)      ・・・82%
イタリア(罰則なし)    ・・・76%

日本も義務化したほうが、もっとみんなが政治に関心を持つのではないかと思います。

引用:The International Institute for Democracy and Electoral Assistance 

                         (事務局 渡辺裕文)

追記:2014年11月に数字を確認し、変更しています。