28年間での地球環境の変化
GOOGLEEARTHで、28年間の地球環境の変化が見れるようになっています。
この動画のポイントとなる部分がHUFFPOSTで紹介されていました。
●アマゾンの熱帯林
アマゾンの熱帯林の伐採の様子が紹介されています。この大部分は、牧草地(牛肉をつくるため)や大豆などの畑に転用されました。その輸出先は、アメリカや日本。牧草地や畑として使用された後は放棄され、表土が薄いため砂漠化しているところもたくさんあります。アマゾンの熱帯林の砂漠化は、私たちと無関係ではないのです。
●ウルミエ湖の消失
消失していく湖としてはアラル海が最も有名だが、ここで紹介されているのはイランにあるウルミエ湖。東京都のおよそ3倍の広さの湖が干上がり、消失しようとしています。原因は湖の上流に作られたたくさんのダムや気候変動であると言われています。この湖周辺では、アーモンド、ブドウ、ニンニクが作られており、イランから日本へ大量に輸出されています。この湖の消失も私たちの生活とは無関係ではないのです。
●砂漠をみどりに
サウジアラビアでは、地下の帯水層から水を汲み上げて緑化が行われています。一見良いことのようにも思えますが、使用されている水は2万年前に地下に閉じ込められた水(化石水)で使われたら復元はしません。化石水が枯渇しまた砂漠に戻るのが先か、それとも緑地化が進み紅海からの湿潤な風で雲が作られ緑地化していくのが間に合うのか、という開発が行われているのです。
こうした広大な大地に変化をもたらしているのが、私たち先進国の普通の生活を支えるためです。