【環境トピックス】地球のCO2濃度が人類史上最大400ppmへ
013/5/11AFP通信ほか
大気中の二酸化炭素濃度が人類史上初めて400ppmを超えたとアメリカ海洋大気局(NOAA)が発表した。
NOAAが公表したデータでは、太平洋上の日間平均CO2量が5月9日に400.03ppmを記録した。
大気中のCO2濃度は、人類が存在するはるか以前の300万~500万年前から400ppmを超えたことはなかったとされている。
400ppmを超えていた時代の地球は、現在より気温が数度高く、海水面が20~40メートル高かったと推定されている。
また、英科学誌ネイチャージオサイエンス(4月号)では、南極の夏の氷が600年前と比べて10倍の速さで融解しているとの研究が掲載された。
融解量の急速な増加は過去50年間で起きており、年間降雪量に対する融解割合は、(600年前の)10倍近くになっている。