環境トピックス

【環境トピックス】放射線量管理が住民の責任に?

2013年6月29日朝日新聞
6月23日、政府は、福島県田村市で行われた住民説明会で、「出来る限り除染はやった」と説明した。さらに、除染目標が達成されていなくても、自宅に戻り線量計を身につけて生活する「線量の自己管理」も提案した。本来ならば、線量が目標値に下がった後で、避難区域が解除されることになっている。目標を達成できなくても帰還をなし崩し的に進めたいという政府の本音が示された。避難区域が解除されると、避難区域に住む住民への賠償は打ち切られる。除染に責任を持つといったはずの国は、再除染を望む住民の声を聞かず、その重責を放棄しようとしている。