【環境トピックス】地熱発電技術革新の裏側~取り残される日本~
地熱発電は他の再生可能エネルギーと比べて70%と設備利用率が高く、安定した電力供給源である(太陽光12%、風力20%)。
日本の地熱資源量は世界3位だが、国が原子力を発電の主軸にした為、研究費が削除された。
現在、地熱発電実現に向けた取り組みが福島第一原発の事故後進んでいるが、日本の地熱発電は総発電量の0.3%しかない。
地熱が発電量の約4分の1を占めるアイスランドで使用されているタービンは日本製で、日本の地熱技術は世界最高峰である。
しかし、近年イスラエル製の低温でも使用できるバイナリ―発電機のタービンが世界シェア24%を占めるまでに成長、軽トラックでも運べる超小型発電機の開発も進む。
最高峰の技術が廃る前に、エネルギー政策の転換が求められる。
(毎日新聞 ほか)