政府の「エネルギー基本計画に対する意見」に意思表示しよう!
政府が「エネルギー基本計画に対する意見」に対して意見募集をしています。
2014年早々に閣議決定をする「エネルギー基本計画」で今後の日本のエネルギー政策が位置づけられます。
内容が原発推進に偏っており、たくさんの問題点はあります。
特に以下の様な問題点を意思表示していこう!
意見募集のサイトはこちら
●名前と意見を書いて送るだけです。
●締め切りは1月6日まで
---問題点はここだ!---
大きな問題点は2つ
◎原発=「基盤となる重要なベース電源」
◎核燃料サイクル事業を「着実に推進」する
とし、民主党政権下での原発政策の見直しを破棄し、福島第一原発事故以前の位置づけに戻そうとしています。
具体的な点では、
●「運転コストが低廉で変動もなく、運転時には温室効果ガスも排出しない」
⇒正常運転時のみのメリットを強調しているが、最も問題である重大な問題(大事故と廃棄物処理問題)を無視してベース電源と位置づけている
●「安全性が確認された原子力発電所については、再稼動を進める」
⇒もっとも重要な「安全とはなにか」に触れてない。安全基準が策定されていない状況で、再稼働が前提となっている。
●「高レベル廃棄物の最終処分場は国が立地への理解を求める」
⇒世界的にも「最終処分場の条件、技術、定義」すら決まっていないのに、なにを基準に国は立地をするのかに具体的なことは何も触れていない。
●「原子力に関する丁寧な広報を進める」
⇒専門家でも原発の安全について、放射線の危険について、大事故への対応、廃棄物の処分方法が分からないのに、何を広報するというのか。科学的に裏付けのない広報は洗脳である。
●「新興国における、原子力発電の導入拡大は不可避」
⇒自国の大事故の処理も対策もできていないのに、途上国、新興国への原発の売り込みは科学的にも道義的にも許されるものではない。
●プルサーマルの推進
⇒原発先進国(欧米)ですら否定されている技術を、日本で推進する科学的根拠がない。
●もんじゅの再整備
⇒原発先進国(欧米)ですら否定されている技術を、日本で再開する科学的根拠がない。