【環境トピックス】仏パリの大気汚染深刻
3月17日AFPほか
深刻な大気汚染のため、フランスの首都パリの空が灰色にかすんでいる。ここ数日、フランスでは約30県で大気汚染警報が最高レベルに達し、「政府にとって緊急かつ最優先の課題」と担当閣僚が発言する事態にまで発展した。
11日に、仏NGO「国境なきエコロジー」がパリの裁判所に大気汚染訴訟を起こし、17日には、約20年ぶりに自動車の走行制限がパリで実施された。規制はバイクやスクーターにも適用されるが、電気自動車やハイブリッドカーは対象外で、3人以上が相乗りした車も除外された。
仏政府は、列車やバスなどの公共交通機関を14~18日無料にし利用を呼び掛けた。18日の規制は、汚染が改善されたとして実施されなかった。