環境トピックス

【環境トピックス】福島第一:高濃度汚染水200㌧漏れ、送水先ミス

4月14日朝日新聞ほか

東京電力は14日、福島第一原発の高濃度汚染水が本来と違う建屋に謝って送水され、約200㌧の汚染水が地下床面に送水されるトラブルがあったと発表した。

10日ごろから、建屋の水位が上がるなどの異常に作業員が気づいて、12日に調べたところ、普段は使われていない逆方向に送るポンプや緊急時の移送先へ送る為のポンプ計4台が動いていたという。13日午後5時頃までにすべてを止めたが、水をためないことにしている焼却工作建屋の地下1階に計203㌧が漏れた。流れ込んだ汚染水には、1リットル当たり3700万ベクレルという高濃度の放射性セシウムが含まれていた。

原子力規制委員会は東電に対し、引き続きの監視と漏れた水の速やかな回収を指示した。