環境トピックス

【環境トピックス】中米で深刻な干ばつ、アフリカも食糧危機

ニカラグアをはじめとする中米では、深刻な干ばつが続いており、数千頭の牛が死に、農作物は枯れている。コスタリカなどは、被害が大きい地域に非常事態を宣言、トウモロコシや豆類をアメリカなどから緊急輸入している。雨不足は、ペルー沖から中部太平洋赤道域にかけての広い海域で海面水温が平年以上に高くなるエルニーニョ(El Nino)現象が原因とみられている。
また、東アフリカでは過去60年で最悪とされた2011年の干ばつの後も、雨不足と紛争により、1400万人以上が飢えている。その内訳は、エチオピア270万人、ケニア130万人、スーダン500万人、南スーダン350万人をはじめ、ジブチ、ブルンジ、ルワンダ、ウガンダも支援が必要な状況にある。