【環境トピックス】2014年世界の軍事支出、中露東欧で急増
スウェーデンのシンクタンク「ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)」は、2014年の世界各国の軍事支出に関する報告書を発表した。2014年の軍事支出は、世界全体では、1兆8000億ドル(約217兆円)で2013年に比べ、0.4%減少している。世界一の軍事支出を持つアメリカは、6.4%減少しているが、中国(9.7%増)とロシア、東欧諸国の軍事支出が急増している。東欧での軍事支出の増加は、それぞれウクライナ危機の影響であると分析している。
日本は世界全体の2.6%の軍事支出で第9位(前年7位)に一見後退しているようにみえる。これは前年に比べて円高となっている影響が大きいためである。