【地球は今…】どうする?! 日本の福祉
日本は、少子高齢化が進み福祉サービスは低下。貧困と格差も広がっている。
その問題を解決するためにどうすればいいのか、高福祉社会を参考に考えてみた。
●日本の福祉の現状
★待機児童が多い ・・ 45,000人
★生活苦や共働きで出生率は低下
★高齢化率、世界一
★保育士・介護士の人手不足(給与が低い)
★女性は低賃金、地位も低い
★教育費が高い
★貧困者の税金や社会保障負担は年々上昇
★年金、生活保護など、福祉サービスは縮小
★医療費は 3割負担
★貧困率が高い( 16%、OECD 30ヵ国中 27 位)
★労働者の 4割は非正規雇用でワーキングプアー
⇒政治不信、暮らしにくい、老後が心配
●日本の現状(アベノミクスの特徴)
★格差の拡大
国民の税金、年金資金を株や巨大公共事業に投資
富裕層はより豊かに、庶民はより貧しく( 3世帯に 1世帯は貯蓄ゼロ)
★公共事業など大企業へのバラマキ、大企業の減税
低所得者の負担の増加
★軍事費の増額、"周辺国へ支援"という名のバラマキ
●一方、高福祉の国では
★原則、教育、医療、福祉が無料
★税金は高いが、国民は生活に安心
★日本のように「老後のための貯金」は必要ない
★その分、使えるお金が多いので生活が豊か
★将来に希望があり、出生率も上がる
●例えば
★ノルウェー、デンマーク、スウェーデンなどは医療、教育、福祉は無料
★キューバ、コスタリカ、ブータンなど日本より貧しい国も医療、教育は無料
●一生涯、安心
★医療無料(出産も無料)
★育児休業手当、復職は保証
★保育無料(もちろん待機児童ゼロ)
★教育無料(給食、教材も無料)
★受験戦争がない
★18歳以上の学生には月額約 77,000円の学生手当
★正社員、非正規社員だけではなく、
企業が別でも仕事が同じなら給料も同じ、男女差もない
★老後無料(高齢者特別住宅、住宅ケア、生活保障)
●基本は「共生」
★「子育ては、社会全体の責任」だと考えられている
★「共生」の精神が、子どもの頃から学校教育によって形成される
★国民と国(政府)の信頼関係の熟成
●なぜ国民が政府を信頼できるか
★政治が熟成し、政治家の意識が高い
★国民の政治への関心が高い、投票率 80%以上
★ジェンダーバランスがとれている(女性議員が半数)
★国民の直接選挙で選ぶ
★税金、予算が公開され、不正が少なく、納得性がある
●今、日本に求められること
★アベノミクスをやめる・・・経済拡大(格差拡大)より、国民の安心を
★格差の縮小・・・同一労働同一賃金、正規非正規格差、男女格差
★税金の見直し・・・大企業有利、富裕層有利の現状を改める
★「平和」と「共生」と「環境」を、子どもの頃から学校教育で育む
★模擬投票などを教育の場のイベントに
◎詳しい解決方法は、『宇宙船地球号のゆくえ』をお読みください!