海士町に移住して、2008年「巡りの環」を設立、2011年に海士町教育委員に就任、2018年海士町商工会の理事に就任した阿部裕志さん。持続可能な社会モデルを目指す島に新風を吹き込む「風の人」は、実に面白い人物で、初めての対談から意気投合です。

エンジニアから島民に！

高木　はじめまして。この対談で初めての方というのは珍しいのですが、まず簡単にプロフィールをお願いできますか。

阿部　私は11年前に海士町に移住して、「巡りの環（めぐりのわ）」という名前で 3人の仲間たちと起業しました。今は「風と土と」と名称を変更して、代表取締役をしております。前職はトヨタ自動車のエンジニアで、会社員時代に小笠原の父島に 1週間ほど旅をして、そこでプーランビレッジという宿に泊まって清水良一さんという方に出会ったのが転機でした。

高木　えっ！清水さんは、小笠原『地球村』の代表だったよ！徹底したエコライフの方だね。

阿部　洗濯も炭と塩で、という方で、根本から自分自身の生活を見直す生き方に…

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