【環境トピックス】増え続けるプラスチックごみ問題、解決を急げ
毎年最大で1200万トンに上るプラスチックが世界の海洋に流入し、2000年以降、量は約10倍に増え続けている。プラスチックは砕けて細かくなり、マイクロプラスチックとして環境中に残存し続ける。この数年でプラスチックごみ問題は重大な環境問題として浮上している。廃棄されたプラスチック袋を飲み込んだり、廃棄された漁網にかかって、死んだり怪我を負う生物もいる。プラスチックに含まれたり吸着したりした有害な化学物質が野生動物に及ぼす害や人体に与える健康への影響なども懸念されている。プラスチック製品の削減に取り組むことが重要だ。
【4月16日 AFP他】
◎微小プラゴミ 辺境の山脈の大気中にも浮遊マイクロプラスチックは水道水、食塩、食料品、南極大陸からも検出されている。手付かずの自然が残る場所と考えられていたピレネー山脈の高高度地域の大気中から、毎日1㎡当たり平均365個検出された。この数値はパリや中国南部の工業都市などで検出される濃度と同水準であるとのことだ。
【4月16日 AFP】
ミンダナオ島に打ち上げられたクジラの死体から、40キログラムもの大量のプラスチック袋が見つかった。研究者によると、「クジラの胃袋にこれほど大量のプラスチックは初めて」とのことだ。
【3月20日 CNN】