【環境トピックス】河川の 3分の 2がダムなどで分断 生態系に深刻な影響
世界の最長級河川 242のうち 3分の 2がダム、貯水池など人工物によって分断され、重要な生態系に深刻な被害が生じていると英科学誌「ネイチャー」に発表された。
自由に流れる河川は、森林、地下水、陸地、海、大気などと複雑な関係を形成し、生物の多様性を維持し、農業や漁業、林業などの自然資本を提供するなど、人間の生存に不可欠なものである。
現在、世界には 280万基のダムが存在する。水力発電に利用するためにダムで河川を分断することは、生態系の破壊、大災害などの悪影響が大きい。すでに世界ではダムや水力発電の見直しが始まっているが、日本では遅れている。
【5月9日 AFP】