【環境トピックス】太平洋の「核のひつぎ」から汚染物漏出の恐れ
核実験で生じた汚染物を投棄するためにマーシャル諸島に 1970年代後半にコンクリートのドーム「核のひつぎ」が建設された。
当時は一時投棄との位置付けで、核実験でできたクレーターに核廃棄物を放り込み、ドームで覆ったが、クレーターの底面には何の加工もされていない。
その上、数十年たったドームには複数のひびが入っており、サイクロンが直撃した場合には崩壊しかねず、放射性物質が太平洋へ漏出することが懸念されている。太平洋の核の歴史は過去のものではない。
【5月16日 AFP】