【環境トピックス】日本では海がきれいになりすぎて悪影響
日本では、高度成長期に汚染した工場排水などで富栄養化が進み、漁業などに深刻な被害が出たが、排水規制などで水質が改善がされた。
しかし、きれいになり過ぎて窒素やリンなどの栄養塩が不足し、海苔の色落ちや漁獲量の減少など悪影響が深刻化している。
三河湾のアサリの漁獲量は最盛期の1割程度に激減した。
閉鎖性海域での栄養塩減少は全国的な傾向だ。『海の豊かさ』を守るためには、下水処理の基準の見直し、森林の保全、育成など総合的に取り組むことが必要だ。 |
【6月2日 毎日新聞】