『地球村』のスタンス

ウクライナ問題(2022.04.04)

●ウクライナ情勢
・首都キーウ以外で、ロシア軍の攻撃と破壊が続く。制圧された町では、市長、村長が拘束または殺害され親ロシアの人物が新市長になりロシア化が進んでいる。ウクライナ情報が遮断され、市民はロシアのプロパガンダ放送を聞かされ、教師やジャーナリストなどは拘束され洗脳され、ロシアに協力する者は監視付きで開放され、協力しない者は拘束されたまま。シベリア送りになるかも。
・ロシア軍が撤退した地域は街はほとんど破壊され、地雷が敷設されて住人は帰れない、生活できない状況、ブチャという街では道路に多くの住民の遺体が放置され、その数は300人とのこと。国連のグテーレス事務総長が「大きな衝撃、独立した調査による説明が必要不可欠である」と声明を発表。悪夢のようなことが続いている。

★停戦交渉
・ロシアのウクライナ侵略は言語道断で仲介不可能。ロシアの要求『非武装中立化』『国土の一部の引渡し』は実質的に征服でありウクライナとして合意不可能。
・しかし停戦できなければ戦争は続き、ウクライナは焼け野原になり国家存亡に向かい、ロシアも世界から孤立し国家滅亡に向かう。

★プーチンの思想
・これまでは旧ソ連への回帰と言われてきたが、より古い『帝政ロシア』への回帰ではないか。
・旧ソ連は15の共和国による連邦制度で、共和国の自治は認められていたが、帝政ロシアはロシア正教を利用した皇帝が支配する大帝国。
・そもそも独裁者をめざす政治家は、まず任期を延長、逆らう者を排除、戦争で領土を広げ帝国と皇帝をめざす。
 これがヒットラー、毛沢東、ポルポトなどがたどった狂気の道だ。
 現代の北朝鮮は親子3代の独裁が続き、習近平も任期の延長をめざし、安倍晋三も任期を延長したし、トランプも再選をめざしている。
 歴史は繰り返す。人間は進歩しない。