『地球村』のスタンス

ウクライナ問題(2022.04.26)ー日本は?ー

★戦後77年、世界は……
・以前、『平和の作り方』に書いたが、大戦後、紛争、戦争は100回以上あって、そのほとんどは国連常任理事国が直接、間接に関わっていた。今回もそう。

・国連は『世界平和』を目的としていない。
大戦の戦勝国5カ国が『常任理事国』になり、『自分たちにとって都合かいい秩序=平和』を維持するための組織。

・今回は、ロシアの侵攻に対して国連はまったく機能しなかった。今回ほどそれがあからさまになったことはなかった。

★日本はこれでいいのか
・戦争は外交の失敗
・失敗しない外交とは
・少なくとも現在のようにアメリカと同じ立場で同じ行動を取れば、アメリカに敵対する国にとっては日本も敵国になる。いまのベラルーシと同じ。
・外交で失敗しないためには、大胆な言い方をすれば日米安保を破棄することも一つ。
・スイス、コスタリカは、そういう意味でどこの国の子分でも手先でもない。

・日本政府は『核の傘』『核の傘』と言うし、日本国民も『核の傘』を信じているが、安保条約にはそんなことは保証されていない。そもそも傘は誰が持っているのか。日本に雨が降ったときに、アメリカが傘をさすかささないか、またその傘はまず自分にさしかけるものてあって、あくまで余裕かなければ日本にさしかけるなどしない。ということが書かれている。つまりアメリカ議会で承認しない限り、アメリカは軍事力が行使できないのだ。

いまウクライナで起きていることは、直前までどの国も、どの専門家も「侵攻はありえない」と考えていた。それが現実に起こり、次々と「市民攻撃はありえない」「無差別攻撃はありえない」「大量虐殺はありえない」「首都攻撃はありえない」「大量埋葬はありえない」ことが起きている。

状況は大きく変わった。
平和ボケからの脱出が必要。
日本として本気で平和を再構築しないといけないのだ。
それには、平和について、平和憲法について本気で見直さないといけないのだ。

その一つが、もし攻められたらとうするか、という想定、シミュレーションが必要だし、シェルターも本気で考えないといけない。
平和ボケから脱出しないといけない。

★国連を抜本的に改める
 現状の国連は、
・国連の目的は『世界の平和』『戦争禁止』
・常任理事国を廃止、拒否権を廃止
・理事国は加盟国による選出、半数ずつ改選
・各国の軍隊を廃止、国連が世界の平和維持、それに必要な平和維持の国連軍を保有
・各国はGDPに比例した国連費を拠出する