NPO法人かものはし からのニュース(2022年5月)
NPO法人かものはしから「セーフガーディング・ポリシー」に関するご報告です。
かものはしの経営企画管理部で2年かけて取り組み、昨年2021年5月に制定したセーフガーディングとは、
事業活動を行う団体によって、子どもおよび脆弱な立場にある大人がいかなる危険なリスクにもさらされることがないよう、組織の責任として取り組むことを指します。
かものはしでは元々、カンボジアを活動の主軸としていた2010年に「チャイルド・プロテクション・ポリシー」を制定しました。
しかし、「チャイルド」という言葉によって、守られるべき存在や権利が制限されないようにするため、事業に関わる全ての人たちの安全と権利が守られる環境づくりを目指す包括的な「セーフガーディング・ポリシー」が2021年5月に制定されました。
その見直しの過程では、ポリシーの策定にどんな意味があって何がゴールなのか、そして、それをどのように生かせるのか悩んだ部分もありましたが、この積み重ねが「安全と権利が守られる環境づくり」に繋がることを、かすかな手応えとともに信じています。
ホームページでは、このポリシー策定に関わった、経営企画・管理担当のかものはしスタッフの想いもお伝えしています。
ぜひお読みください。
>かものはしの記事はこちら
【5月28日(土)「子どもが売られる問題」の世界の現状を知る活動説明会】
5/28(土) 10:30〜12:00 「子どもが売られる問題」の現状についてお話する、かものはし活動説明会です。 かものはしが2002年に始めたカンボジアの活動は、現在はより被害が甚大だとされているインドへと広がっています。 2018年にカンボジアでの活動が終了するまでの16年間は、試行錯誤を繰り返しながら、コミュニティファクトリー事業や警察支援、そしてパートナー団体との連携を通じて、活動を続けてきました。 そして、そのカンボジアでの経験を基に、2012年からはインドで活動を継続しています。 インドでは、現地のNGO団体とパートナーシップを組み、より迅速な問題解決につながるよう裁判支援と法整備を進めています。また、被害を生き抜いてきたサバイバーたちが社会のリーダーへと成長することを支援するリーダーシップ事業にも取り組んでいます。 当日はさらに深く、かものはしの設立から現在に至るまでの活動についてお話いたしました。
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