戦時下での結婚(2022.08.09)
★ウクライナで若者たちの結婚が急増
・前年の8倍!
・実は私の両親も……
父が出征する直前(昭和19年)急いで挙式した。父は出征当日、軍服、軍刀の正装でやってきて「高木少尉、ただいま、これより出征いたします」と敬礼して別れの挨拶をしたそうだ。
しかし軍医として乗船した軍艦は太平洋で撃沈され全員戦死。覚悟していたとはいえ、母や家族は涙に暮れ、葬儀を行なった。
それは昭和19年のことだから、私も姉もこの世に存在しないはずだったが、葬儀のあと電話がかかった(戦時下で電話は極めて珍しかった)それはなんと父からで「俺は生きている。乗船時に発熱、肺結核の疑いで下船、入院している」とのこと。
こんな戦争秘話の中で私が生まれたのだった。