ウクライナ問題(2022.09.29)
★ウクライナ情勢
・ロシアは占領した4州で『ロシア編入』の住民投票を強行したが、住民の多くは脱出、住民投票は無効だし、脱出できなかった住民もは反対のはず。
・それでもロシアはきのう『投票率90%以上、賛成が80%以上』と発表。
・ウクライナ側は『茶番だ。住民投票を行う権利があるのはウクライナだけ。ロシアには何の権利もない』と発表した。
・しかしプーチンは9月30日に一方的に4州の編入を宣言するだろう。それ以降は、4州はロシア国土とみなし、プーチンは、ウクライナ側の4州への反撃には『核兵器の使用も含めて全力で反撃する』と脅している。
★ロシア国内では
・プーチンは『予備役の一部の徴兵』と発表したが、実際には無差別に徴兵令状が届き始め、多くの国民には不安と動揺が広がり、反戦デモ、反プーチンデモも起こっている。
・若者や富裕層の脱出が始まり、国境では長い車列が続いている。この1週間で7万人が脱出したと報じられた。
・しかし殆どのロシア人はパスポートもなくお金もなく英語も話せないので逃げるに逃げられない状況。
★国連安保理では緊急会合が開かれ
・各国からロシア非難が相次いだ
・国連事務次長は「民意を表しているとは言い難い」
・イギリス「このプロセスすべて違法だ」
・ノルウェー「侵略者による茶番だ」
・アメリカ「ウクライナ国民はロシア支配を受け入れないと示している。安保理も国際社会も受け入れないことを示さなければならない」
・ロシア「投票は選挙規範に従って公正に実施された」
・中国「中国は常に、各国の主権及び領土的一体性は尊重されるべき。国連憲章は尊重されるべき。ウクライナ問題において、中国は常に平和の側に立ち、和平交渉の促進に尽力している」と曖昧な発言。
・ウクライナ「この茶番劇はさらなるウクライナの併合への準備だ。世界を敵に回す人物を止めてほしい」と呼びかけた。
西側諸国は『ロシアに追加制裁を課す』と言っているが、ウクライナ支援疲れで足並みの乱れもあり、ロシアとの関係で制裁に参加しない国、ロシアを支持する国が少なくない現状では効果は疑問。
ロシア国民の反戦、反プーチンデモが燃え広がり、プーチンの失脚、政権の崩壊を願わずにはいられない。
★天然ガスのパイプラインの破壊
・ロシアとドイツを結ぶパイプ『ノルドストリーム』が3箇所で大規模なガス漏れ。
・ロシアによる爆破の可能性が高い。
ここ数日、世界は非常に緊迫した事態を迎えることになる。