太陽系<1>(2023.02.21)
★きょうは太陽系の話をしよう。
まずは太陽系のハイライトを。
・太陽系には水金地火木土天海冥の9つの惑星があったが2006年、一番外側の冥王星が準惑星になり、惑星は8つになった。
理由は冥王星が小さいこと、軌道が大きく傾いていることなど。
⇒準惑星は、冥王星、ケレス、エリス、マケマケ、ハウメアの5つ。
・水金地火の4つは岩石惑星で小さくて岩石でできているので密度が大きく地面がある。
・木土天海の4つは非常大きなガス惑星で大気と惑星の境界や地面がない。
・衛星の数
水星と金星はゼロ。太陽の引力が強いから。地球は月だけ。火星は2つ。木星と土星は80個以上で望遠鏡の精度が上がると増えている。木星や土星の月より大きな衛星、ガニメデ、タイタン、カリスト、イオやエウロパ、トリトンなどには生物がいる可能性がある。
・太陽系には惑星、準惑星の他、小惑星、彗星があり、さらにブラックマター、ブラックエネルギーがあることがわかってきた。
・小惑星は、主として火星と木星の間に、持つ一つ惑星ができるスペースと質量があるが、惑星形成途中で星づくりが止まったようだ。その結果、一番大きなものはセレスで直径は1000km、直径100kmの小惑星は数百個、直径10kmの小惑星は何千個、直径1kmの小惑星は数十万個以上。合計100万個以上だが、これがお互いにぶつかって軌道を外れると地球まで10日程度で落下。
その直径が10kmなら地球の生物は絶滅、直径が1kmなら文明は崩壊、生き残った人たちは文明以前に戻るだろう。
これは巨大地震、巨大噴火のようにいつ起きるかわからない。文明は壊滅するが、核戦争や環境破壊で滅亡するよりはすっと夢がある。と私は思う。どう思いますか。
質問や意見はチャットで入れてもらえば今お返事しますし、あとでメールいただければ次回にご紹介してお返事します。( ◠‿◠ )
★太陽
直径は地球の100倍、体積は地球の100万倍、地球と違いガス(プラズマ)なので重さは地球の30万倍。
以前は太陽系全部の重さの98%を占めると考えられていたが、いまは太陽系が遥かに大きく重いことがわかり、全体の数%を占めるに過ぎない。それでも太陽系の中心であること、命の源であることは変わらない。
★水星
太陽に一番近く非常に高温。
太陽系の惑星で一番小さい。直径は地球の半分以下。月よりは大きいが木星の衛星ガニメデより小さい。
地球では考えられないことだが、水星の1年の長さは1日より短い。水星が太陽の周りを一周する公転周期は地球の88日、水星が1回転する自転周期は地球の176日だから、水星の1日は水星の2年にあたる。
水星は太陽の引力で自転にブレーキがかかって自転が遅くなったから。やがては地球の月のように自転が停止して、水星も同じ面が太陽に向いたまま、反対面は常に夜になる。
それで水星の昼の部分は非常に熱く430℃で、水星の夜の部分は非常に冷たく−160℃、温度差600℃!
水星は小さくて引力が弱い上に太陽の引力が強いので大気もなく衛星もない。
★金星
大きさも重さも構造も地球とほとんど同じ。大気も存在するが地球の大気とは大きく異なる。97%が二酸化炭素で気圧は90気圧。猛烈な温暖化効果のため温度は500℃で水星よりも熱い。
・金星の自転周期は243日(地球)で公転周期225日(地球)より長いから、金星の1日は金星の1年より短い少し長い(地球時間で18日)。金星の自転方向は逆方向だから太陽は西から上がり東に沈む。
・金星にはスーパーローテーションという猛烈な大気の流れがある。秒速100メートル。
・金星には元は海があったが、太陽に高いため海が蒸発して二酸化炭素が大気中に溶け出しその結果温室効果で熱暴走が起きて、今のようになった。
地球もこのままでは熱暴走が起きて金星のようになる。