ウクライナ(2023.02.09)
★ウクライナ
ロシアの軍事侵攻からもうじき1年。
報道ステーションでは、メインキャスターの大越さんが現地に入り、一昨日は首都キーウから、きのうは虐殺の町ブチャから中継があった。
大越さんが町の人の家庭を訪問して直接、現地の人の生々しい声を届けてくれて心を打たれる。
・ブチャの女性ナタリアさん(58歳)
「自宅がミサイルで破壊され、私は一瞬で夫と家とを失いました。何も残ってはいません」と語る。瓦礫になった我が家を案内しながら、「ここで夫が倒れてました。私は夫を引きずってここまで運びました。これが夫が流した血の跡です。私は死んでしまった夫を抱きしめて泣き続けました。私たちは38年間いつもいっしょでした。私をとても愛してくれました。まだ1年です。忘れられません。立ち直れません。どうしてこんな事になったのか、考え続けています」
いまもカウンセリングを受けているとの事。
・首都キーウに暮らす女性リュドミラさんと二人の幼い子供
「2月24日に夫は志願し、東部戦線に行きました。ずっと連絡がなく、とても心配していましたが、1ヶ月以上たって『生きている』と連絡が入りホッとしました」
「キーウにも爆撃が始まり、私は二人の子供を連れて地下鉄の駅に避難しました」
1ヶ月以上の避難生活時の苦労は一言も語らなかった。
「今はもう慣れました。ひんぱんに停電や断水がありますが、なんとかこうして自宅で暮らしています。夫からは毎日、無事だと連絡があります。私は、子どもたちの写真や食事の写真を送ります。お互い辛い話や悲しい話はしません」と気丈に語っていた。
そして夕食では大越キャスターにもご馳走のボルシチを振る舞っていた。
気丈に明るく振る舞っている若いお母さんに心から拍手したい思いだった。
『地球村』はウクライナには、現地で支援活動をしている医療団体AMDAと人道団体テラ・ルネッサンスの活動支援をしています。
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