★広島サミット5/19
　国民としては何を期待し、何を予想しますか？
　予定では、
・ロシア制裁強化
・ウクライナ支援強化
・中国の軍事的威圧への対抗
・台湾海峡の平和と安定
・核兵器の不使用と不拡散
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　説明では「日本はロシア、中国側でもなくアメリカ、NATO側でもなく議長国として」とか「日本は唯一の被爆国として、核保有国と非保有国の架け橋の役割を」と繰り返しているが、どう見ても「日本はアメリカ、NATOと一体となってロシア、中国と戦っていく」としか見えない。
　また日本は口では『核なき世界へ』と繰り返しているが、『核兵器禁止条約』（加盟国92カ国、批准国68カ国）に反対しオブザーバー参加すらしないなど、やっていることは核保有国と同じ。
　NATOのオブザーバー参加国（ドイツ、オランダ、ノルウェイ）は、「我々はNATOの核政策を支持するが、『核なき世界』という目標は完全に共有している。核軍縮に向け、禁止条約締結国と協議していく」と発言した。

　タイム誌に「長年平和国家を続けた日本を軍事大国をすることをめざす」と書かれた岸田首相、実際そうとしか思えない岸田首相が議長をする広島サミットにも何も期待しないが、せめてこれ以上、日本と国民を危険にしないことを祈るしかない。

★米国債務上限問題
・現在の上限は31兆4千億ドル（4300兆円）
・これは日本でいう「国の累積債務、国の借金」で、金額では日本の3.5倍だが、アメリカのGDPは日本の5倍だから、GDP比では日本の方が借金大国だ。
・アメリカは上限まで10兆円に迫り、このままでは6月には、
①国が予算が執行できなくなり、
②債務返済ができないデフォルトになり、
③議員や職員の給与も支払えない状態になり政府機能が停止する。

・約31兆ドルの債務は、中国、日本、ドイツ、英国の4カ国の経済規模の合計に等しく、米国1世帯当たり23万6,000ドル、1人当たり9万3,000ドルの債務を負っている計算になる。
・約31兆ドルのうち、海外の比率は47％
・日本に対する債務が1兆2,000億ドルと最も多く、中国の9,700億ドルが2番目。

★日本は
・国の債務（国の借金）は「GDP比では世界一」だが、アメリカのような問題が起きないのはなぜか。
・国会では予算は審議されるが、野党が弱いこともあり、赤字についての議論は深まらない。
・さらに海外比率は7％、
　90％以上が、銀行、保険会社、年金資金など私たち国民の預貯金だから、外国に対する支払義務のウエイトが小さい。

・しかし！
　日本の債務総額1270兆5千億円、
GDP比では2.5倍と世界一。
　例えるならば、借金が年収の2.5倍
・借金が増え続けると最後は破産する。
　破産するとどうなるか。
　家庭崩壊、家族は離散、一人ひとり働いて生きていくか、生活保護を受けるか……