『地球村』のスタンス

日本の法律(2023.06.15)

★認知症
・認知症とは
 物忘れや認知機能の低下で、 日常生活に支障をきたす状態
 普通の物忘れは人格に変化は起きないが、認知症は、怒りっぽくなったり、疑い深くなったり、無気力になったりなど、人格の変化が見られる。
・人口
 2020年600万人、2025年700万人に
 高齢者の5人に1人

★認知症基本法
 きのう参議院本会議で可決成立した。
・目的
 認知症の人が希望ある生活を続けることができるよう総合的施策を推進する。
・基本施策
 国民の理解の促進
 社会参加の機会の確保
 医療福祉サービスの体制整備
 当事者や家族が孤立しないよう相談や支援をする
 現在、認知症の人たちの交流が始まっている自治体はまだ少数

★ショック・ドクトリン
・大惨事が起きた時、国民はショックを受けパニックになる。それに乗じて政府は、そのことと直接関係がないことを一気に押し進める悪い政策、改革。
・これは1970年代から、多くの国で実行された。どさくさ紛れに進める政策についていい面だけを喧伝(けんでん)して、とにかく急いで進める。問題が起きてもそれを知らせず、ゴリ押しを続ける。
・中国の天安門事件、アメリカの「911」、コロナのパンデミック、

・日本ではパンデミックから「デジタル化が遅れている、急ぐべきだ」ということでデジタル庁の新設、強引に推し進めたために多くの問題がでているが、それでもなおゴリ押しで進めようとしている。
・日本はロシアの軍事侵攻以来、対ロシア、対中国に積極的に対抗、対立、制裁を始めたが、軍事費の倍増、敵基地攻撃能力、原子力の推進などは明らかに便乗政策、ショック・ドクトリンに当たる。

★日本のマイナンバー制度の問題
 スタートが遅れた日本にとって、他の国には多くの成功例、失敗例があっただから、それを学べばよかったのに、ゴリ押ししたため次々とエラーが出ている。
 私はこの問題を以前から何度も指摘しているが、そもそもの失敗だった住民台帳システムについて、問題を解決しないまま、マイナシステムをスタート、住民台帳システムに紐づけてしまったことが、最大の問題だ。