時事話題(2023.08.03)ー猛暑についてー
★猛暑について
・この7月は全国平均気温が過去120年間で最も暑かった。
これまでは45年前1978年の25.58℃
梅雨明けが以上に早かったこと、雨が少なかったことで高温になり、米が不作になった。
今年は25.96℃。エルニーニョと、太平洋と大陸のダブル高気圧で高温になり、野菜、果物、米に大きなダメージ。
・ただし、この全国平均気温は、全国の都会を避けた15か所の観測点の平均気温であり、逆に全国の都会の4か所の観測点の平均気温は28.84℃でなんと3℃も高い。
これは会社、住居、自動車の排熱、アスファルト、コンクリートの蓄熱などによるヒートアイランド効果であり、ヒートアイランド地域は拡大している。
・35℃以上の日数は、1920年までは全国でゼロ。2000年頃から全国で増え始め、今年は7月に入ると各地で猛暑日が観測され、東京では7月の半分が猛暑日だった。
・熱中症で搬送された人はすでに4万人を越え、東京23区で熱中症で亡くなった人は70人を超えた。なんと9割は室内。エアコン不使用。
※私も最も暑かった7/28に救急搬送されたのは脱水症状と意外なことに低体温症だった。
・国連の発表でも、今年の7月は世界の平均気温は、観測史上最高を記録、
グテーレス事務総長は
「地球温暖化の時代は終わった。地球沸騰化の時代が始まった」と語った。
※私は10年前から「地球温暖化という言葉では甘い。地球高熱化と呼ぶべきだ」といい続けてきた。warming、boiling、heating
・今後は地球温暖化は加速するだろう。
日本では現在、最高気温が40℃だが、5年後には最高気温は42℃になるだろう。
しかしこれは驚くことではない。
7月の各国の主要都市の最高気温
・中国の北京 41℃
・フランスのパリ 42.6℃
・イタリアのローマ 42.9℃
・カルフォルニアのフェニックス 48.3℃
・カリフォルニアのデスバレー 54℃
しかし、地球の歴史では……(説明)『私のひとこと(高木善之)』2023.08.03